戸田の杜クリニック 院長&スタッフブログ

医学部女子制限

本当にいつまで暑いのか?

エアコンずっと動いていてよく壊れないな。

 

東京医大の裏口入学事件で文部官僚が逮捕された余波で、今度は女子学生の入学制限の問題が喧しい。

大学入学時点の学力は確かに男女差があまりないので成績順で入学させると女子学生が半分(またはそれ以上)を占めることになります。

一方、医者というのはいまだに体力勝負のところがあり、とくに出産適齢期と重なる卒後10年くらいまでは夜も昼もなく修行に励まないとまともな医者には育ちません。これは全世界共通のことです。

 

夜も昼も働けない女性は眼科、皮膚科、放射線科などの緊急呼び出しのない診療科に人気が集中しがちです。とくに私立医大を志望するお嬢様がたはその傾向が強い。西川女史もいってたけど世の中眼科と皮膚科だけになりますよ。私立医大は救急医療、外科系の緊急手術や高度先進医療を看板にして経営基盤を支えているところが多分にあるので労力集約型の若い兵隊がいないとどうにもならないわけです。残業時間制限を他の職業と同じようにしていたら夜間の救急なんて全く成り立たなくなりますよ。僕の場合で言えば医長になり残業が最も少なくなった神奈川県立こども医療センター時代でも毎月200時間は超えていました。

 

僕の留学したハーバード大なんかでも医学部の女子制限は大っぴらに行われていました。アメリカでは大学入学時の学力は日本以上に女性優位になっています。成績順で入学を決めると結果として医療が回らなくなります。ハーバードは私立大ですし、情報公開して入学選抜を行っていれば(つまり男性何人、女性何人という定員を設ければ)何ら問題がないと彼らは考えていました。今回の東京医大のように制限が秘密裏に行われることが問題なのです。

 

男女差別はもちろんいけないけど、例えば消防隊や警察官が成績だけで決めて女性が半分以上いても困るでしょ。職業柄そんなに志望が多くなることはありえないだろうけど。