戸田の杜クリニック 院長&スタッフブログ

薬の思わぬ効能

台風が来ると少し涼しくなる時間が増えますね。

でも暑いけど。

 

薬は当初の開発目的と異なった作用が副次的にみられることがたまにあります。

 

鎮痛解熱薬として昔から使われているアスピリンという薬があります。

低用量で持続使用すると抗血小板作用により心筋梗塞や脳梗塞の発症予防になることが知られ今ではこっちの目的でも多数用いられています。

さらに近年、大腸がん抑制効果がアメリカで認められ注目されています。なんと発症率40%減少!

慢性炎症の抑制効果ではないかといわれています。

 

現在日本人でも同様の効果があるかの追跡調査が行われています。

中間統計ではやはり有効なようです。ただし喫煙者では逆に発症率が増えるという結果も得られており、もう少し検討が必要です。

 

糖尿病によく用いられるメトホルミン(商品名メトグルコ)にもがん発症の抑制効果があることが報告されています。

 

抗血小板剤でよく用いられるシロスタゾール(商品名プレタール)には認知症発症抑制効果があることが分かってきています。

 

このような嬉しい副次効果はいくら見つかってもいいですね。