戸田の杜クリニック 院長&スタッフブログ

朝の嵐にご用心

3月に入り三寒四温の温度変化の多い日々です。

こういう天候の時は温度変化に加えて、気圧変動も大きいため自律神経の乱れがおこり体調を崩しがちです。

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人間の血圧は一日の中でゆっくり変化します。一般的には夜間低下し、起床とともにゆっくり上昇し昼過ぎ位に最高になります。

ただし高血圧の人は違ったパターンを取ることが多く、朝に一番高くなったり、夜間に高い人がいたり(睡眠時無呼吸が隠れていたりします)、仕事中だけ高くなったりします。

最初のパターンが一番多いため、多くの方では朝に家庭血圧を測ってもらっています。朝起きて安静にして10分くらいしてからのデータがいいとされますが、何せあわただしい朝なので10分のんびりしていられない人も多いですが、とにかく朝に測ってもらいます。

この早朝の血圧上昇の大きい人がいてMorning surge(モーニングサージ:朝の嵐)と呼ばれています。

これは典型的なモーニングサージの方の血圧です。6時から8時までの間に上の血圧が90→210mmHgまで急激に上がっています。

モーニングサージの増大は,睡眠障害,加齢,高血圧,血糖異常,飲酒や早朝の喫煙,精神的・肉体的ストレスの増加でもたらされ,その機序として,早朝の内皮機能低下や小血管リモデリングの進展,大血管スティッフネスの増大や圧受容体感受性の低下,交感神経やレニン・アンジオテンシン系のホルモン亢進などが考えられています。

冬の時期、一番寒い朝にトイレでいきんで倒れたり、早朝散歩・ジョギング・ゴルフなどで脳卒中や心筋梗塞を起こすのはこういった背景があることが大きいのです。朝部屋やトイレを温めてから活動したり、寒い時期の早朝の運動は控えてもらったりといった注意が必要なかたです。

モーニングサージをおこす人にはより適した降圧剤があります。

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