戸田の杜クリニック 院長&スタッフブログ

更年期症状とエクオール

今年の梅雨は梅雨らしい天候ですね。

ミドルエイジの女性は、卵巣機能が低下し女性ホルモンのエストロジェンが激減します。
女性ホルモンは生殖機能だけではなく、骨代謝・コレステロール代謝・血圧安定・皮膚の張りなど女性の体を健やかに保つために大きな役割を果たしています。

エストロゲンの激減はいわゆる更年期症状:のぼせ、ホットフラッシュ、物忘れ、不眠、疲労感、肩こり、関節痛etcにつながるとされます。

婦人科でよく行われるホルモン補充療法には副作用としての乳がん子宮がんのリスク増加、静脈血栓症の増加などの問題が残されています。

漢方による更年期治療は有用な方法ですが効果には個人差があります。

近年イソフラボンという大豆由来の物質が健康に良いという研究が多く報告されています。
大豆イソフラボンの中のダイゼインが腸内細菌で代謝されエクオールというエストロジェン類似物質になることにより効果が発現されます。

エクオールにはエストロジェン類似作用による更年期症状の改善と抗エストロジェン作用による乳がんのリスク低下作用が期待されています。

男性では抗アンドロジェン(男性ホルモン)作用により前立腺肥大や脱毛症の予防が期待されています。

1日のエクオール必要量は10㎎です。代謝能力がある人は納豆1パック毎日食べれば十分量が産生されます。ところがエクオール産生能力には個人差があり日本人では50%の人が体内でエクオールを産生できないといわれます。

自分がエクオール産生能力があるかどうかは、夜納豆を食べて朝尿と調べることにより検査できます。残念ながら保険適用されていない検査なので自費で4100円かかります。健康食品としてのエクエル(大塚製薬)は、購入は医療機関や調剤薬局で可能です。

エクオールの検査、処方はともに戸田の杜クリニックで行えます。

詳しくは受診時にご相談ください。