戸田の杜クリニック 院長&スタッフブログ

ゾフルーザ耐性インフルエンザ

師走になりました。医師にも師という言葉が付くので走らないと・・・

我が浦和レッズはACL決勝戦でアル・ヒラリに2年前のリベンジを見事にくらい完膚なきまでに叩きのめされました。J1では最終戦を残しようやくほぼ残留が見え、不完全燃焼のままシーズン終了です。

寒くなり例年のごとくインフルエンザ急増です。去年から出た1回飲んでおしまいの新薬ゾフルーザの耐性ウイルスの件が話題になっています。これまでのタミフル・イナビルなどの抗インフルエンザ薬は細胞内でウィルスが増殖してから細胞の膜を破って外に飛び出せないようにすることで感染を抑える機序でしたが、ゾフルーザは増殖そのものを抑えようとします。そうなるとウィルスは増殖しようと遺伝子変異をおこして対抗するのです。

この耐性化は発売時から知られていて、僕は全く使用するつもりはありませんでしたが、1回しかも内服のみという簡便ゆえに結構な数が処方され、よくないことに、当初懸念されていた数倍の遺伝子変異が報告されています。

さらには耐性ウィルスにかかった場合、未治療のものより病悩期間が長くなってしまうことがままあるようです。効かないだけでなく悪さまでするとなるともはや毒になりかねませんね。

当院ではよほどの事がない限り、従来通りのイナビル・タミフルを第一選択とし続けます。