戸田の杜クリニック 院長&スタッフブログ

新型コロナ 学校閉鎖!

新型コロナウィルスはとうとう全国の小中高等学校の3月いっぱいの休校要請が出ました。

今のところ感染確認者が900人前後で死亡8人、死亡率は1%弱となっていますが、軽症や無症状で感染者がさらに多いことを想定すると死亡率はもっと低いと推定されます。いまだ持って騒ぎすぎの印象があります。ただし政府の感染対策への財源投資は少ないと思います。

新型コロナウイルス対策に人口560万のシンガポールで6000億円、740万人の香港で3500億円、2354万人の台湾で2200億円、5000万人の韓国で2800億円。1億3000万の人口の日本は153億円。「国民の生命と財産を守る」と防衛装備の高額買い付けには力を入れる安倍政権の国民の価値はこの程度なのでしょうか?

今回休校要請の出た年代はこれまで最も患者数が少ない群ですが、子供に死亡者が出た場合政権が持たなくなる危険があるとの判断だと思います。ここ数年来籠池さんの学校法人への国有地払い下げやそれに伴う公文書改ざん事件、加計学園獣医学部の新設問題、カジノ汚職、近々では検事総長の無理やりの定年延長問題など、従来なら世論の反発で政権交代が必至とされるような事態でも、高い支持率を保ち続けた安倍内閣ですが、コロナウィルスへの対応ではこれまで大きな失策がないにもかかわらず支持率を大きく下げることになっています。支持率にことさら敏感な現首相の勇み足のような気がしますが。

ほとんど経済的損失のないところで統制の効きやすい学校をターゲットにしたのかもしれません。

コンサートやスポーツも相次いで延期されていますが一番危ないのは、満員電車でしょう。あれほどの接近した閉鎖空間は日本ではないのですから。ただし、満員電車対策をすると日本経済が大ダメージを受け株価が暴落する危険が大となり、それこそ政権の屋台骨であった株価安定による経済界の支持が得られなくなるので苦渋の選択だったのでしょう。

新型コロナウィルスはこれまで有効な薬剤はないとされてきましたが、新型インフルエンザ用に富山化学工業が開発したアビガン(一般名ファビピラビル)が有効なようです。ただしこの薬は動物実験で高い胎児への催奇形性が認められたため、一般使用には承認されず緊急時のみ製造可能ということになっています。作用機序もゾルフーザのようにウィルスの遺伝子複製そのものを抑えるので耐性ウィルスの出現が早期に起こることが懸念されます。多分重症例に限定された使用許可となるのではないかと思います。

加藤厚労大臣はコロナウィルスへの使用を認め、製薬会社への増産を指示したようです。

中国では4月末まで感染を制御できるのではないかと政府機関の発表がありました。日本ではどうなるのでしょうか。