戸田の杜クリニック 院長&スタッフブログ

1年ぶりの辻井伸行さんコンサート

コロナ禍の時代になって以来芸術活動にはすっかり行けなくなってしまいました。

そんな中、十分な感染対策をしたうえでの久々のコンサートに紀尾井ホールに行ってきました。

いつも応援している辻井伸行さんのソロコンサートです。今年はソロのドビュッシーのプログラムとペトレンコフ指揮リバプール交響楽団とのラフマニノフピアノ協奏曲3番の二つのコンサートに行く予定だったのですが中止となりました。

今回は、withコロナの状況となり隣の席を空席にして距離を置いて、ブラボーの声は禁止、演奏中ずっとマスク着用の中での公演でした。チケット半券も自分で切るんですよ!

プログラムは全曲ベートーヴェンピアノソナタでした。本来なら生誕250周年で数多くのコンサートが計画されていたはずですが、残念ながらコロナ禍でほとんどがお蔵入りしてしまいました。

演目は第14番・月光、21番ワルトシュタイン、29番ハンマークラヴィ―アの3曲です。1曲目の例の月光の出だしで引き込まれ、最後の究極の難曲のダイナミズムに圧倒され、あっという間の2時間でした。

ハンマークラヴィ―アは辻井さんが世界デビューを果たした2009年のクライバーン国際ピアノコンテストで優勝した時の予選で披露して以来の取り組みだそうです。日本から来た無名の小柄で盲目の少年ピアニストが予選レベルでこの超難曲を弾きこなした時の世界の驚きはすごかっただろうなと演奏を聴きながら感じていました。今回は10年余成長した辻井さんの大人の貫録を醸し出したパフォーマンスでした。

聴取の数が会場の半分と制限され、ブラボーも叫べないやや静かなオベーションでしたが、十分に明日への活力を貰って帰ってきました。