戸田の杜クリニック 院長&スタッフブログ

桑田真澄さん、巨人コーチに

僕は小学校から大学6年まで野球をやっていました(ただし高校時代は応援団がメインで野球は草野球)。ポジションは主にキャッチャーでチームの事情でショートを守っていたこともあります(5年春のシーズン)。すべてのチームでキャプテンをやり打順は盗塁が得意だったので1番がほとんどでたまに3番でした。

昔の田舎の子どもは皆そうだったと思いますがプロ野球は数少ないTV観戦での娯楽の一つでした。

今までで一番好きな選手は元巨人の桑田真澄さんです。小さな身体からのダイナミックなフォームで魂のこもったプレーをする姿と、従来の根性論を真っ向から非難し科学的なトレーニングを推奨する先進性とを併せ持った稀有な存在です。ピッチャーフライをファールグラウンドまで追いかけてダイビングキャッチし肘靱帯損傷し選手生命を大きく短くしてしまったあのプレーはTVで生で見ていて今でも目に焼き付いています。あの怪我がなければ間違いなく200勝は軽く超えていたはずなので残念なことでした。

入団時ドラフトでのPL学園同級生の清原さんとの確執により彼は腹黒いような評価も受けましたが、彼自身はかつての江川卓事件のような非人道的な行為は全くしていません。ドラフトで正規の手続きで桑田さんを選んだのは巨人の方なのですから。

彼は選手時代から従来の非科学的な練習法を批判していました。PL学園時代には当時練習中は禁止されていた飲水補給をこっそり隠れてしていたようだし、たくさん投げ込めばいいピッチャーが育つということに対しても、プロ選手でも投球制限するのに成長期の子供には百害あって一利なしと本にも書いて主張しています。高校野球の球数制限の必要性についても大分前から声を大にして主張されています。甲子園で前人未到の通算20勝した大投手が言っていることなので説得力がありますね。

さらに練習前のキャッチボールは集中して30球も行えば十分とか、キャッチボール中大きな声を出すよりいいボールを投げるように集中した方がいいとか、ひらすら遠くに投げる遠投では実際のプレーでは役に立たないので塁間の距離で低く強い球筋でのキャッチボールを推奨したりしています。いずれも言われてみれば当たり前なんだけど、指導者がそういったことに目を向けないとなかなか変わっていきませんね。

そんな桑田さんがコーチとして15年ぶりにコーチとしてジャイアンツのユニフォームを着ることになりました。理論派、脱根性論の彼がどのような変化を旧態然とした組織にもたらすのか、今から楽しみにしています。