戸田の杜クリニック 院長&スタッフブログ

スマホ中毒

スマホは現代人にとってなくてはならないツールとなっています。

デバイスはどんどん小型されなおかつ高性能になっています。

分からないことを図書館に行って百科辞典で調べるということは過去の遺物となってしまいましたね。

同時通訳の性能は日常生活でのやりとりにほぼ支障がない段階まで来ているし、そう遠くない将来、外国語を学ぶ必要がなくなるくらいの機能になることが予想されます。

ナビ機能は、いまはスマホ画面と実際の目に映る街の眺めを見比べながら目的地を目指しますが、メガネと地図が合体した地図機能が開発されればVR(バーチャルリアリティ)の世界のように現実と地図が融合し目的地に誘導してくれることでしょう。

スマホが本格的に登場したのは2011年のi-phoneからです。せいぜいデスクトップ大のものであったものが手のひらサイズのコンピューターとなり全世界にあっという間に広がりました。携帯電話を含めると世界で80億台が稼働しています。人口以上じゃないか!

これほど便利で楽しいものに人間が捕らわれないわけがない。日本では平均使用時間は2~3時間、10~30代女性では3~4時間となっています。世界で見るとフィリピンは5時間超、アメリカでも4時間超となっています。アメリカの10台は6時間になるといったデータもあります。

物事はいいことばかりではない。

スマホ使用時間と反比例するいくつかの懸案事項が多人数での研究で明らかになっています。

①幸福度が下がり、うつ病罹患率が増加する。SNSで常時他人の幸せ(もどき)や商品を眺めていると自分が社会のヒエラルキーの最下層な気分になるらしい。

②学力が下がる。1日の使用時間が2時間を超えると学習能力が下がります。強制的に使用時間の制限をすると学力は向上します。また、授業時間にタブレット方端末でノートすると後で覚えていることが減るそうです。

③睡眠時間短縮。ブルーライトによる入眠抑制効果だけでなく、興奮したままの状態が入眠時に持ち越されることも関連します。スマホを枕元に置いておくだけで有意に睡眠時間は短くなるようです。

④食事中にスマホを使用すると、おいしさの実感や会食の楽しさが減る。たとえインスタ映えしたとしてもよろしくないです。

⑤スマホ使用時間と運動時間は反比例し、メタボ疾患が増える。なんとなくわかりますよね。

IT企業の世界的な立役者たちはスマホの害毒を十分に認識しているようです。アップルのスティーブ・ジョブスは自分の10歳代の子どもにスマホ使用時間を厳しく制限したそうです。マイクロソフトのビル・ゲイツはこどもが14歳になるまではスマホを持たせませんでした。フェイスブックのジャスティン・ローゼンスタインはいいねマークシステムを開発したひとですが、これがあまりに人に悪影響を与えてしまうと、今になって後悔しているとのこと。いいねを貰うことによって得られる麻薬と同じような報酬系が脳に働くためスマホをしょっちゅう確認するという一種の中毒になってしまうのです。

皆さんはスマホ中毒になっていませんか。