戸田の杜クリニック 院長&スタッフブログ

ワクチンのこと

怖れていたように変異型のCOVID-19が猛威を振るっています。第4波の感染流行は関西から始まり、3回目の緊急事態宣言が発出されています。

大阪は人工呼吸器管理が必要でもICU(集中治療室)の空きが全くなく、本来ふさわしくない病室での管理が行われるようになってしまいました。大阪大学病院では今回の緊急事態宣言中はICU30床をCOVID-19専用とし、通常の集中治療業務はストップすることにしたようです。こうなると、いつも必要になる緊急疾患、くも膜下出血、急性大動脈解離、重症新生児心疾患などは治療できないことになりまた新たな不幸が生まれることになります。

緊急事態宣言や勝負の3週間、東京に来ないでください宣言など1年以上いろいろな声掛けがなされていますが、当初の警戒感はなく人流の抑制もできていません。皆外出したくてストレスためてうずうずしていますね。

現在ドイツでは夜間外出禁止令が出ています。国家財政が安定しプライマリーバランスが保たれていたためすぐに国民にいきわたる休業補償も迅速に簡単に出るため国民からは支持される政策となっているようです。翻って日本は・・・ですね。借金1100兆円超えだもんね。

ワクチン接種率もOECD(経済協力開発機構)参加37か国中最低の進行状況です。なぜこんな国になってしまっているのか? 僕も打てるのは5月のGWが終わってからですし。これまで何十人COVID-19陽性患者の診察してきたと思ってるんだ!

じつは子供のワクチン接種も日本は後進国でした。日本より劣っているのは北朝鮮とアフリカ数か国だけという笑えない現実があるのです。

注射針を使いまわしていた過去に強制的なワクチン接種でB型肝炎が多発したり、日本脳炎ワクチン、MMR(麻疹風疹+おたふく)ワクチンでの脳炎発生などの被害により訴訟が多発したりで、国もワクチン会社も新規開発に予算をつぎ込まず20年ほど怠っていたのです。

最近では女児の子宮頸がんワクチン接種後の疼痛や神経障害の副反応で大騒ぎとなり国ごと接種を中止してしまいました。全く同じ会社のワクチンを打っていて副反応騒ぎで中止したのは世界で日本だけです。その結果今でも毎年3000人以上の子宮頸がんによる死亡が続いておりWHOから早期に全員に再開するよう勧告を受け続けています。

物事は100%成功するということは現実にはまずありえないことです。科学的に有効性と危険度を一般の方が十分理解するよう啓発し、必要な医療行為はあるべき姿で進めてほしいものです。