戸田の杜クリニック 院長&スタッフブログ

爆発的感染拡大

東京オリンピックは連日の日本選手の活躍もあり盛況のまま終盤を迎えています。

一方、当初から懸念していた通りにCOVID-19は爆発的流行を起こし、今週は病床ひっ迫回避のため中等症患者への入院制限が新たに発表される事態となっています。

1日当たりの新規感染者数は東京都では5000人超え、神奈川県で2000人超え、埼玉県・千葉県でも1000人超えという恐ろしい数字になっています。

医療関係は僕を含め、オリンピックと流行爆発の関連性を訴えているのに、政府側は一向に認めようとしていません。言わなければ政治責任は問われないとでもいうかのように・・・

COVID-19の診療で難しいのは、あっという間に予兆なく重症化する例が少なからずあるということです。多くの患者さんを診ている専門家ですら重症化の見極めが難しいのに、これを初期段階でCTも撮らずに自宅療養させるということは、病院に辿り着くまでに亡くなる方や、超重症化してから入院することになる方が激増することになります。

感染制御の切り札のワクチン接種ですが、多くの報道にあるように7月に入ってから供給が極めて制限されるようになっています。なるべくたくさんの方に接種すべく予約枠を設けようとしているのに、ワクチンが入ってこない! 9月の供給に至ってはこれまでの半分しか入手できないと戸田市から言われています。本当に秋までに国民全体に接種できるのか?

集団接種、職域接種で使われているモデルナ製ワクチンですが、当初の予想をはるかに越える副反応が報告されています。前にも書きましたがファイザー製ワクチンに比べ圧倒的に医療者への情報提供が少ない。よそでモデルナ打って副反応がでたから受診する患者さんが結構多いのですが、いまだにモデルナ社(もしくは国内輸入代行の武田薬品)からの適切な情報提供は来ていません。モデルナに関しては準備期間が全くなく使用があまりに拙速だったと思います。

こんななかお盆を迎えます。

昨年はワクチン接種がまだ始まっておらず、お年寄りに感染させることが怖いので帰省をあきらめた人が今年は多く移動する様子です。これがさらなる感染の全国的爆発に繋がらないことを祈るのみです。

クリニックもお盆休みを1週間いただきます。疲弊した心身をリフレッシュするべく日々、家でまったりとお酒を飲みたいと思っています。