戸田の杜クリニック 院長&スタッフブログ

ハナミズキ

大内です。

ハナミズキが美しい季節になりましたね。
この花を見ると留学時代のことが懐かしく思い出されます。
僕はアメリカのボストンに留学していました。
ボストンは東海岸、ニューヨークからさらに200㎞北にあり、日本でいえば京都にあたるアメリカ建国の地です。ハーバードやマサチューセッツ工科大学をはじめ名だたる大学がそこらじゅうにたくさんあり、学生や研究者の非常に多い街です。
向こうに行ったのが真冬で、しかもその日はー15℃の極寒でした。
僕はすぐ風邪をひくし、妻も体調がすぐれずさんざんの出だしでした。
ハーバード大には附属病院というものはなく、僕の所属したマサチューセッツ総合病院(MGH;世界最古の総合病院です)やボストン小児病院、ダナ・ファーバーがんセンターなどが関連病院として教育・研究にあたっています。研究者は世界中から集まってきます。
当初は人工心臓の研究をする予定でしたが、ボスの意向が急に変わり一時宙ぶらりんの存在になりました。順調に開始できなかった研究活動や不慣れな外国生活もあって、ボストンの厳しい冬の気候は心に重くのしかかってきました。
5月になると、ボストンには遅い春が一気にやってきます。
家から町の中心にあるボストンコモンという公園周辺までよく家族で散策したのですが、そのとき、街路樹のハナミズキがとても鮮やかで、すこしめどが立ち始めた研究活動も合わさり、心がたいそう癒されました。
9.11事件の起きる前の少し平和なアメリカ生活でした。